すこやか美

50歳代(超高齢出産)で自然妊娠するには?初産の可能性とやるべきこと

みなさんこんにちは( ^∀^)

かりめろです。

今回は、50歳オーバーの方にも、初産で、妊娠する可能性がある!

ということについてお話しさせていただこうと思います。

 

サポ子
私、サポートさせていただきます!
サポ子と申します。
妊娠希望がある方、絶対に諦めないでくださいね!

 

近年では、ジャネットジャクソンさんが50歳で妊娠したと話題になりましたね。

日本の芸能人の方ですと、53歳で坂上みきさん、48歳で戸川昌子さん。

実際に、アラウンド50歳で初産で妊娠されている方はいらっしゃいますので

最初から諦める必要は全くありません。

 

50歳代(超高齢出産)でも自然妊娠する?初産の可能性

まず、はじめに知っておいていただきたいのが超高齢出産と呼ばれる年齢の自然妊娠をされる女性の

統計上の数字です。

自然妊娠で妊娠できる確率はこのように、年齢とともに低下してゆきます。

25歳25〜30%
30歳25〜30%
35歳18%
40歳5%
45歳以降1%

 

44歳以降の自然妊娠は1%以下というデータがあります。

高齢出産になると

多くの方は不妊治療を始めると思います。

実際に、ある治療院では約6割が40歳代で、45歳前後の方が多く来院されるのです。

 

サポ子
多くの方が同じ不安を抱えているんです。
自分は本当に妊娠することができるのだろうか?
みなさんそんな風に思っているんです。

ですが、確率は上げることができるのですよ!
データはあくまで、データなのだというくらいに構えておきましょう。

 

 

40〜50歳代でも自然妊娠することができる理由

なぜ、50歳以上でも自然妊娠することができます。

とはっきりと言えるかというと、その答えは戦前の日本にあります。

 

S美
実は大正時代は現代よりも
50歳代の出産が114倍多かったのです!!

 

これは驚きの結果ですよね。

平成24年と大正14年を比較すると50歳代の出産は実に114倍もの違いがあったのです。

大正時代といえば、戦前に子供がポンポン生まれた時期よりもずっと前で

人口も現代よりもずっと少なかったはずです。

無論、体外受精や卵子提供といった高度生殖医療が存在すらしていなかった。

にもかかわらず

毎年2000人以上の方が50歳代で出産されていたのです!

5.0人大正14年(1925)3648人
4.2人昭和16年(1941)3294人
2.9人昭和22年(1947)1930人
2.2人昭和47年(1972)4人

mまずは、

 

S美
大正時代ともなれば
きちんとしたデータとして残っている以上に
相当数のデータ外数字があると考えて良さそうですよね!

これを見て驚きませんでしたか?
現代との差は歴然です!

 

 

戦後、昭和47年には一桁にまで減少し、現代では超高齢出産として

非常に可能性の薄い例外だと認知されてしまっているのです。

高度生殖医療に関する補助金も原則42歳までという指針が出され

それ以上の年齢で妊娠を望んでいる方にとっては肩身の狭い風潮に感じてしまうのです。

一方で、大正時代は高齢出産が社会的にそれほど注目もされてはいなかったのです。

ちなみに、

大正14年当時の40歳以上の出生数は、

平成24年時の20歳代前半の出生数95,805人を大きく上回る132,433人

もいたのですよ。

2012年1925年
20歳前半40歳以上
95,805人132,433人 

 

なんだか不思議ですよね。

なぜ現代では医療技術の発展と逆行して、40歳以上の出産が減少して

しまうのでしょう。

S美

現代人は生活様式もめまぐるしいです。
要因として、
就寝時間や運動量・催奇形因子の増加・栄養面での変化
などが考えられます。
生活習慣病が増えたのも、ここ最近の話でしょう?
つまり、そういうことなのですよね。

 

なるほど。

つまり、本来持っている妊孕力(にんようりょく)・妊娠力が

生活習慣や環境要因によって低下していると考えることもできるんですね!

 

今と昔(大正時代)の違い?

現代女性は、家事において家電製品が流通し

昔と比べると負担が減ったと考えられています。

それどころか、労働環境・衛生面・栄養状態も格段によくなったとされています。

しかし、あながちそうとも言えないかもしれないのです。

  1. 睡眠時間
  2. 栄養
  3. 体力(運動)

 

これらが大正時代の方が優れていた、などと

誰が考えるでしょうか。

大正時代の紡績工場などで働く女工さん方の労働環境と現代女性とを比較してみるとしましょう。

 

睡眠時間

S美
妊孕力を上げるためには、日照時間を考えた生活リズムにすることが大切です。

ホルモン分泌は太陽の光でリズムが整うので
就寝時間を早くし、十分な睡眠時間をとれば生活リズムは
日照時間にあってくるものです♫

 

女工さん(明治〜大正)現代女性
5時15分起床21時就寝22時に就寝・・5%
0時以降に就寝・・50%
平均睡眠時間時間! 平日平均睡眠時間
20代・・7時間24
40代・・時間28

 

睡眠によって、生殖機能の働きは左右されますが

現代女性は比較的睡眠時間が短いのがわかりますね。

 

栄養面

明治〜大正時代現代女性
糖質・・・85%糖質・・・60%
タンパク質・・・14%タンパク質・・・20%
脂質・・・1%脂質・・・20%

 

大正時代の方が妊娠力が高いのならば、この食事の比率にすればいいのか?

と思う方も多いようなのですがそうではありません。

現代の方が同じように食事をとると、逆効果です!

その理由は、大正時代の女性の身長との運動量に関係してきます。

大正14年平成25年
女性の平均身長150.3cm女性の平均身長158.0cm

 

このように身長が高くなると、体を支えるための筋肉量が必要なので

食事のタンパク質の割合は必然的に上がらなくてはなりません。

運動量も少なく、体格の大きくなった現代人が大正時代の食事をすると

逆効果なのにはこのような理由があります。

 

運動量

当時、運動量は現代とは違い相当なものでした。

当時は自転車にすら乗っている人物は多くありませんでしたから

歩く歩数は現代とは比べ物になりません。

なおかつ、掃除機や洗濯機もありませんでしたから、それだけでも重労働です。

体のエネルギーになる炭水化物(糖質)の量が多いのは、理にかなっていたのですね。

 

生活習慣で妊孕力(妊娠力)0.5%→15%にUP!

44歳以降の妊娠率は1%前後だとされています。

日本婦人科医会の示す高度生殖医療による45歳の妊娠力はわずか0.5%なんだそう。

しかし、医療機関によっては1.9%というデータもあります。

高度生殖医療・・・

卵子や精子などの配偶子をからの外に取り出して行う不妊治療を高度生殖医療(ART)と呼びます。
具体的には体外受精や顕微授精のことをさしますが、
一般の不妊治療に比べて妊娠率が高く、現在の不妊治療のホープともいえます。

参照:大谷レディスクリニック

 

その方の持っている妊娠するための力(妊孕力)をあげるには、医療技術よりも

生活習慣の見直しが重要です。

特に、食生活の改善の効果は抜群です。

2013年、アメリカ産婦人科学会が

「食事を変えることが不妊治療の成果を大幅に改善する」

と提言を出したのです。

食事のバランスを改善することで体外受精を受けた時の妊娠率が4倍!

胚盤胞達成率(受精卵を培養しておよそ5日目に胚盤胞という状態になる割合)

は40%も上昇するというものです。

これを日本人にあった食事の比率・運動量で当てはめてみると

45歳前後の妊娠率を15%近くにまで上げることができたという報告もあるんです!

S美
素晴らしいですね!
これだけ上昇するということは
10歳近く若返ったのと同じ状態ということです!

 

妊活力をあげる食事はバランスが大切!

アメリカ産婦人科学会では

1日のエネルギー摂取のうち、

タンパク質25〜35%・糖質は40%以下にすることが大事だといわれています。

それによって、妊娠率や胚盤胞達成率を上げることができるとされています。

S美
特定の食品を食べれば妊娠しやすくなる・・・!!
というのを鵜呑みにするのではなく
食事全体のバランスを整えることが何よりも重要
だと考えてくださいね!

 

食事を見直し、必要な栄養素を必要量摂取して、

本当の意味で健康になるので

子宮環境も卵子の状態も整って来ます。

 

ママになるために必要な栄養素

5大栄養素・・・たんぱく質・糖質(炭水化物)・脂質・ビタミン・ミネラル

特に不足しがちにもかかわらず妊婦に必要なのが、

たんぱく質/ビタミンA・B・E/鉄分/亜鉛/カルシウム/コレステロール

さらにこれらの栄養素は、妊娠中の母体の貧血やつわりを軽くしたり、

母乳の出をよくするといった効果も期待できるんです。

 

S美

献立の基本は、高タンパク・低血糖です!

特に食後の高血糖状態は避けましょう。

糖質の摂りすぎは、血糖値を上げ、妊娠を遠ざけてしまいますよ!

 

 

妊娠したい人の場合、1日に必要なタンパク質の量は

体重50kgの女性なら50〜75gが目安量になります。

卵子にはタンパク質が必要です。

豆類や魚・肉などから摂取するようにしましょう。

食品だけではなくサプリメントから摂ることもおすすめです。



食事でリスクを減らす

バランスよく栄養素を必要量摂ることで、様々な状態を改善することができます。

糖質・タンパク質・脂質の摂取バランスを中心に

葉酸・鉄分の摂取も意識しましょう☆

母体が貧血だと子供の発育が悪くなることは当然ですよね。

鉄の摂取量が増えることで赤ちゃんの体重も増えやすく

未熟児で生まれた時のリスクを減らせます

葉酸は、DNA複製に必要不可欠な栄養素です。

また厚生労働省が推奨している妊娠中に

食品から摂取する天然葉酸の量は18歳以上の女性で1日480μg、

またサプリメントからは1日400μgの合成葉酸の摂取が望ましい

とされています。

これはDNA合成をする際に必要な量であり

赤ちゃんの神経管閉鎖障害リスクを減らす効果もあります。

健常児に生まれて来た子の中でも

母体が葉酸+鉄を十分に摂取していた場合、子供の知能面や運動面の発育も

向上させてくれるのです。

葉酸が多い食品

  • たたみいわし・・・100g中300μg
  • 焼きのり・・・100g中に1900μg(のり1食分は約3gで約60μgの葉酸)
  • 納豆・・・1パック約60μg(100g中120μg)
  • 枝豆・・・100g中260μg
  • モロヘイヤ・・・100g中250μg
  • ほうれん草・・・100g中110μg
  • ブロッコリー・・・100g中120μg
  • かぼちゃ・・・100g中75μg
  • いちご・・・100g中90μg
  • みかん・・・100g中22μg
  • キウイ・・・100g中36μg
  • アボガド・・・100g中84μg
  • うに・・・100g中380μg
  • まいたけ・・・100g中60μg
  • エリンギ・・・100g中65μg

 

と、以外にも葉酸は身近な食材で摂取できそうなものですが・・・

S美
厚生労働省によると、
食品から摂取できる天然葉酸は
水に溶けやすく
加熱に弱く
胃酸によって分解される
そうなんです!!!

食品に含まれている葉酸は約半分しか体内に吸収されないのが現実・・・

 

もちろん天然の葉酸を積極的にとっていただきたいのですが、

サプリメントと食品から摂ることで確実なものにするのがいいです。

厚生労働省ではサプリメントから摂ることをオススメしています。

 



 

 

卵子の老化?

多くの方が、卵子の老化を懸念されていますよね。

専門病院や女性誌などでそのようなことを煽る文面がいくつも見られるため

当然だと思います。

しかし、卵子は老化しているというよりは質が低下している状態、と考えるのが正しいです。

40歳以降の卵子におきているのは卵子の質の低下。

卵形成が弱く、ミトコンドリア数が少なくなっているのです。

S美
ミトコンドリアとは、
人が活動するためのエネルギーを生産・供給する非常に重要な細胞小器官です。

約60兆個あると言われている細胞の一つ一つの中に数千〜数万個存在していて
活動するためのエネルギーを生み出してくれるので
若さと健康が保たれています!

年齢とともに数が減少してしまい、あらゆる機能低下の原因にも・・・

 

ミトコンドリアの質を向上させるのにはサプリメントを取ろう

管理栄養士さんもおすすめされているのが、葉酸400μgも採れて

加齢によって失われたものを補填するこちら

 




S美
このように、諦める前にできることがあるんです!

データでは1%前後となっていても、
大正時代の数字を見ればお分かりの通り
毎年2000人以上が50歳代で出産していた事実もしっかりと認識しましょう。

確率は、あなたの心がけでうんと上げることができるのです。

 

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