みなさま、指名手配犯の大坂正明が逮捕されたという情報を聞いて
まず思い浮かんだのは時効が成立しているのではないか???
ということではないでしょうか???
考えてみたら、47年も前の事件なのです。
当時の法律から考えて、もうすでに時効で考えるのが自然です。
なぜ逮捕できるのでしょうか??
その理由が気になったので調べてみました。
大坂正明が2017年でも時効が成立せず逮捕できる理由
現在であれば、時効という制度そのものが廃止されたので期限はありません。
しかし今回は、それが適用になるまで、どうして時効にならなかったのか??
ということです。
事件の共犯者の奥深山が逮捕されたのです。
一新懲役15年で控訴中の1981年、事件後の約10年後に精神病にかかり
事件の公判が停止した状態になったため、時効も停止、というのが理由です。
刑事訴訟法254条2項の規定によるものです。
- 共犯の一人に対してした公訴の提起による時効の停止は、
他の共犯に対してその効力を有する。
この場合において、停止した時効は、
当該事件についてした裁判が確定した時からその進行を始める。
奥深山の支援者などの弁護側は、公判停止の長期化は迅速な裁判を侵害しているとして免訴を求めましたが
2010年1月には病状は安定と鑑定され、公判再開かと思われていました。
しかし、2017年2月7日
奥深山被告が入院先で病死してしまったため、公判は完全に停止します。
この奥深山被告が入院していた病院は群馬県内の病院だそうで
実は大坂正明容疑者も、群馬県内の病院で病気の治療中という捜査内容の情報が
あったことから、
二人は密通していたのでしょうね。
2010年に改正刑事訴訟法が執行され、時効が撤廃されたため、この時に時効は無くなりました。
これによって、大坂正明容疑者は
完全逃亡するか逮捕かのどちらかになったのです。
この時の渋谷暴動事件の犯人は
大坂正明、星野文昭、荒川碩哉、奥深山幸雄ら中核派の学生7人とされています。
大坂正明以外の6人はすでに逮捕されていて、その大坂正明も
22日に逮捕されたと報じられました。
DNA鑑定などで慎重に捜査を進めるとあります。
まとめ
いかがだったでしょうか??
このような人生を歩む人間もいるのです。
人の一生はいろいろですね。
大義名分を掲げた正義と個人の幸せとは関係ない気がします。
戦争する人だって、自分が正しいと思っているんですもんねえ><
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